幻影旅団とゾルディック家が戦ったらどうなるのか?

最近、某掲示板で「幻影旅団とゾルディック家が全面戦争したらどうなる?」といったお題で議論が交わされていて白熱していた。個人的にもこの対決は面白そうだと思ったので記事にしてみることにした。

とりあえずお互いのグループのおおよその個々人の戦力を割り出し、その後集団としての団結力や能力の相性などについても考慮して最終的な結論を出したいと思う。

幻影旅団の戦力

当然だがヨークシンシティ編終了後の現在の団員における戦力を割り出したい。なお旅団員としてゾルディック家のカルトがいるが、彼女はソルディック家の人間として考える。またクロロに関しては念能力が戻ったという設定で話していきたい。

    それぞれの念能力と身体能力を含めた総合的な戦力を数値にして割り出したい(10段階評価)。平均的なプロハンターを5と考える。

  • クロロ
  • 9点。恐らくは旅団最強。オークション会場のビルではシルバとゼノの両名を相手に互角に戦っていた。作中でも屈指の能力者だと考えられる。

  • ノブナガ
  • 7点。旅団の中でも上位に入る実力者だろう。ただし念能力の詳細が分からないことに加え、円が5mしか伸ばせないことを考慮して多少減点した。円の広さ=能力者としての質の高さではないと言う考えもあるが、個人的には全く関係無いとも思えないので、ここでは円の広さと念の錬度には一定の関係があるという立場を取った。

  • シズク
  • 6点。キメラアント編での戦闘シーンを見る限り旅団の中でもかなり弱い部類に入るだろう。明らかに戦闘要員ではない。

  • マチ
  • 7点。戦闘要員ではないが幾つかの描写を見る限りシズクよりは強そう。また腕相撲ランキングでもクロロより上にいる事から身体能力は高いのだろう。恐らくスピードとパワーの両方を兼ね備えている。

  • シャルナーク
  • 8点。正直言ってあまり強そうではないが能力がチート。シャルナークの言い分を信じるならば、どれほどの実力差があろうとアンテナを指せば戦闘に勝利出来る。シャルナークほどの手練れが相手に近づくことなく敗れるとは考えにくい。特に初見の相手であればなおさら接近を許してしまうだろう。

  • フィンクス
  • 8点。戦闘要員。能力はいまいちだが強化系能力者という事を考えると、能力自体が微妙でもそもそものオーラの攻防力が高いはず。腕相撲ランキングでもウボォーギン亡き今旅団トップに君臨している。

  • フェイタン
  • 8点。許されざる者(ペインパッカー)の威力はチート過ぎる。ただしこれを使うと仲間に対しても攻撃してしまうので、集団戦には不向きなタイプだろう。

  • フランクリン
  • 7点。間違いなく戦闘要員だろう事を考えると8点とかなり迷った。しかし能力が大人数相手に効力を発揮するものだと考えると強者相手の戦闘になるとあまり強くない可能性が高い。

  • コルトピ
  • 5点。恐らく並のプロハンターと変わらないのでは。腕相撲ランキングでもコルトピよりも下という事を考えると、ヨークシン編の時のキルアなら腕相撲に勝てるだろう(ちなみにキルアはゴンよりも力がある事を考えるとシズクにも勝つだろう)。

  • ボノレボフ
  • 7点。戦闘要員であることは間違いないし、キメラアント編での戦闘シーンを見る限り圧倒的な実力で蟻を倒しているので8点でもおかしくない。ただ判断材料が少ないので低く設定した。

ゾルディック家の戦力

ゾルディック家では誰までを加えるかが難しい。ここではゾルディックの名前を持つ人間は全員加えることにする(キキョウも)。一方、執事たちに関しては全員考慮しないことにする。

ゾルディック家の戦いとなれば執事も加勢する可能性は充分考えられるが、そうなると純粋なゾルディック家ではなくなるし、何よりも執事長のゴトーですらヒソカにあっさり倒された事を考えると執事程度の戦闘力では形勢にさほど影響を与えない可能性が高いからだ。

  • シルバ
  • 10点。ゾルディック家の家長でもあり、ゾルディック家史上最高の才能を持つキルアですらその戦闘力に憧れているほど。作中最強であるメルエムやネテロ(メルエムのほうが明らかに強かったが)と比べると見劣りするかもしれないが、この二人を除けば(加えてゴンさんも)シルバに勝る人物はいないだろう。個人的にはシルバとネテロなら互角くらいだと思っている。

  • キキョウ
  • 2点。実際にはもう少し点数をあげてもいいのかもしれないが、如何せん念を覚える前のキルアを止めることが出来なかった。

  • ゼノ
  • 9点。かなり強い。クロロとの戦闘シーンを見る限り、少なく見積もっても互角の戦闘力を保持していた。充分過ぎる戦闘経験も初見の相手に対して有利に働くだろう。

  • マハ
  • 8点。ネテロと同世代だという事を考えると、さすがに全盛期は過ぎているはず。何よりも戦闘シーンが一度もないので高得点を付けるのが難しい。

  • イルミ
  • 9点。ヒソカの見立てによると、トリプルハンターやダブルハンターの集まりである十二支ん以上の戦闘力を持っているらしい。その事を考えるとイルミも作中屈指の実力者である可能性が高い。

  • ミルキ
  • 3点。あの人はそもそも戦えるのだろうか。力だけはありそうだが、スピードはかなり遅いのではないか。100m走20秒台の可能性もある。

  • キルア
  • 7点。副主人公だけあって、成長速度が速いので判断が難しいがキメラアント編時点でシュートに負けていることを考えると幻影旅団の戦闘要員よりも強いとは考えにくい。個人的にはシュートの師匠であるモラウですらフィンクスやフェイタン辺りには勝てないと思っている。

  • アルカ
  • 1点。ナニカに変身したら最強だがここではナニカについては考えないことにする。実戦になればナニカが出てくるだろうからやや強引な設定だが、そもそもナニカが出てきてしまったら誰も勝てないので話しにならない。

  • カルト
  • 6点。一番の理由は兄であるキルアと同じ点数を付けるのは気が引けるということ。加えて他の旅団員の戦闘シーンを見た際に自分との実力の差を痛感していた所を見るとこのくらいが妥当ではないか。

上記以外にゾルディック家にはキルアの祖母がいるらしいが、強いとは思えないのでここでは無視した。

お互いの総合戦力

まず幻影旅団の個々の戦力を合計すると72点になる。対してゾルディック家は55点となる。次に平均値は幻影旅団が7.2点でゾルディック家が6.1点になる。これは単純にお互いの戦力値を計算したものなので実戦でどのくらいに当てになるかは不明である。

ただし総合値でも平均値でも幻影旅団が勝っている事を考えると、幻影旅団に軍配が上がるのではないか。次に能力の相性やチームプレーといった要素が加わるとどうなるか考えて以降。

能力の相性とチームプレーについて

先に結論を言うとこの両方の点に関しても旅団に有利だと思う。ゾルディック家を見た時まともに戦闘に加わる事が出来るのはシルバ、ゼノ、マハ、イルミ、キルア、カルトの六人だと考えられる。一方で幻影旅団は十人全員が戦闘に加わることが出来る(コルトピは微妙だが)。

この事は能力の数やチームを組む際の組み合わせの数において旅団が勝ることを意味する。ましてゾルディック家の能力は戦闘に特化したものが多く、全体としての幅に欠ける。

さらに血の繋がった家族であるためほとんどの人間が変化系能力者か操作系能力者に属している(この六人だとマハ以外)。それに対し幻影旅団は全系統の能力者がおり、この一点を見ても能力のバラエティーではゾルディック家に勝っている。

チームプレーに関しては同じ家族で暗殺家業をともに行っているゾルディック家もかなりのものだろうが、キルアは念能力を覚えてからは一度も暗殺家業に参加していない事を考えるとチームプレーにも若干の不安が残る。

まとめ

以上の事を考えるとかなりの確率で幻影旅団が勝つのではないか。仮にウボォーギンが生きている状況であれば、先の点数表では間違いなく8点以上が付けられていたので、幻影旅団が勝つ確率がさらに上がっただろう。

ゾルディック家が勝つためにはシルバ一人でクロロ、フィンクス、フェイタン辺りを倒さない限り不可能なのではないか。

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