ハンターハンター(旧アニメ版)

1999年から2001年にかけて放映されたHUNTER×HUNTERのアニメ。原作に追いついたことによりグリードアイランド編まで放映されたところで打ち切りになった。2011年からリニューアルされたアニメ版HUNTER×HUNTERが放映されたことにより、以前に放映されていたアニメ版HUNTER×HUNTERは「旧アニメ版」と呼ばれるようになった。

評価

総合的な印象としては原作に忠実に作られている。アニメ制作の監督を務めた古橋一浩氏がもともとHUNTER×HUNTERの読者であったこともその一因となっているようだ。新アニメ版のほうが原作からやや離れたストーリー展開になっているのとは対照的と言える。

原作には無い特徴

原作との最大の相違点はクラピカがヒロインとして描かれている点だ。ファンの間で長年話題になっているクラピカの性別に関してだが、旧アニメ版では明らかに女性として扱っているふしがある。

もともと原作ではヒロインが不在のストーリーになっているが、アニメとしてより広い層に支持を受けることを狙いメイングループの一人であり中性的な容姿を持つクラピカをヒロインとして扱っているというわけだ。

特にレオリオとの絡みで女性のような仕草を何度か見せており、今にもゴールインしそうな雰囲気さえあった。

オリジナルストーリー

前述の通り旧アニメ版は原作を忠実に再現していることもあってアニメ独自のストーリーが挿入されることはほとんど無かった。しかしハンター試験の三次試験「トリックタワー」が終了した直後に「軍艦島」という原作には無かった試験課題が追加されている。

三次試験官のリッパーが三次試験エクストラとして用意したもので、受験生は嵐が迫る島から一隻の打ち捨てられた軍艦を使って脱出するというものになっている。

原作では受験生同士の交流の機会があまり見られなかったが、この軍艦島のストーリーでは受験生同士が協力して試験をクリアするというものになっているためハンゾーやポックルといったハンター受験者との交流が見られる。

特にハンゾーが大活躍しているため彼が好きな方には最高のストーリーだと言える。

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