キメラアント編のクライマックスでネフェルピトーに激怒したゴンが変身した姿のことをファンの間では「ゴンさん」と呼んでいる。ファンが漫画の主人公を「さん付け」する例は極めて珍しいものに思えるが、その凛とした風貌、圧倒的な実力、元の可愛らしい姿からの変わりようなどを考えると思わず「さん付け」したくなってしまうのもよくわかる。
ゴンさんの戦闘能力は作中でも屈指のもので、登場時点では作中屈指の実力を持つと考えられていたネフェルピトーを一蹴していた。
性格面でも元のゴンとは大きく異なっている。感情の起伏が激しいゴンに対しゴンさんは表情の乏しい無慈悲な性格をしており、ネフェルピトーとの戦闘の際も圧倒的な実力で淡々とネフェルピトーを殴殺していた。
ゴンさんに変化する前兆
ゴンがゴンさんに変身する直前、ゴンの言動に明らかに不自然な点があった。一つはネフェルピトーに対して放った言葉で「次ゴタゴタ言ったらそいつ(コムギ)を殺す」というものだ。
脅し文句とは言え事件とは関係の無い民間人を巻き込もうとするのは正義感の強いゴンからすると、かなり異質な発言だったと言える。
二つ目はキルアに対し「「キルアはいいよね。関係ないから」という発言だ。怒りで我を忘れかけているゴンを落ち着かせようとした親友キルアに対し、一番きつい一言だった。
おそらくキルアとゴンの間で交わされた会話の中で、キルアが最もショックを受けた言葉だったはずだ。
こうした言動を見る限りゴンがゴンさんになる前は「もの凄く口が悪くなる」傾向にあると言えるだろう。
ステータス
- 念能力
- 身体能力
- リーダーシップ
- 人望
- 分析能力
10点。馬鹿みたいに強い。ネフェルピトーに喰らわせたじゃじゃん拳の威力は尋常なものでは無かった。その強さはネフェルピトーをして「こいつの牙は王にも届き得る」と警戒された。
10点。念能力と同様、作中最強レベルになっている。ネフェルピトーとの戦いでも圧倒的な速度、腕力、跳躍力を披露していた。
3点。全てを自分一人で片付けようとするきらいがある。
3点。ファンの間からは「ゴンさん」と呼ばれているが決して敬意をこめてでは無く、むしろ嘲笑の意味が込められている。
5点。そもそもゴンさんに思考回路が存在するのかどうか不思議だ。