キメラアントの師団長。名前を見て分かるようにカメレオン型のキメラアント。師団長という女王配下の蟻たちの中では極めて高い地位にいたが、レオルやヂートゥら同じ師団長たちと比べると当時はあまり登場機会が無かった。
女王の死後はザザンやレオル同様、自らが王となるべく外の世界へ出ることになる。しかしその際に人間だった頃の記憶を取り戻すと、メルエムによって殺されたペギーが自分の里親だったことを思い出す。
それによって急激に復讐心に燃えたメレオロンはメルエムを倒すためゴンに目を付けた。ゴンの秘めたる力と可能性を信じたメレオロンは自らの能力を明かして自ら討伐隊の一員として加わることを決意する。
メレオロンとノヴ
じゃんけんグーという必殺技を持つゴンを見て「この攻撃力なら王(メルエム)を倒し得る」と思ったメレオロンだが、何故ノヴと組もうとしなかったのだろう。確かにゴンのグーは強力だが所詮は打撃技だ。メルエムの防御力が想像以上だった場合は致命傷を与えられないかもしれない。
そうなれば即座に反撃を喰らうことは必至でたちまち形成を逆転されてしまう。
しかしノヴの窓を開く者(スクリーム)ならばあらゆる物体を切断する事が可能なので、メルエムの防御力とは関係無く一撃必殺である。どう考えてもノヴと組むほうが確実だと思うのだが……。
一説ではその事に途中で気が付いた富樫先生がその矛盾を解消させるためにノヴを戦線離脱させたとのこと。
念能力について
発(必殺技)
- 神の不在証明(パーフェクトプラン)
- 神の共犯者
まず何よりも名前がカッコ良い。作中で最もかっこ良い技名なのではないか。
メレオロンが息を止めている間は絶対に姿や気配に気づかれることはない。ただし気付かれないだけでその場に存在していることには変わりないので、相手の攻撃が偶然命中した場合は当然ダメージを受ける。またメレオロン自身や彼が抱えている者の血痕が地面に落ちた場合は間接的にその存在と位置を悟られることになる。
メレオロンが神の不在証明(パーフェクトプラン)を発動中に触れている者はメレオロンと同様その存在を感知されなくなる。共犯者はメレオロンのように息を止める必要が無く、この能力を利用することでメルエムを倒そうとした。
ステータス
- 念能力
- 身体能力
- リーダーシップ
- 人望
- 分析能力
7点。使い方次第では神の不在証明(パーフェクトプラン)は非常に強力な能力。
4点。自分自身で言っているが戦闘能力は極めて低い。護衛軍や師団長クラスは愚か一般の兵隊蟻クラスの攻撃でもダメージを受ける。本人曰く「護衛軍クラスの攻撃ならかすっただけでアウト」らしい。
5点。師団長ではあったが傲慢な性格だったためそれほど信頼されていなかった様子。ただし自分が女王のもとを離れた際は彼に従って付いていく部下がいた。
6点。イカルゴ同様、仲間思いの熱いところがある。人間時代の記憶を取り戻したことで若干性格が変わった様子。
7点。初見でゴンの秘めた素質を見抜いたのはたいした観察力だと言える。この時点でゴンの戦闘力がメルエムの脅威となるだろう事に気が付いていた人物(もしくは蟻)はおそらくメレオロンただ一人だった。