新大陸紀行は300年以上前にたった一人で無限海(メビウス)沿岸をくまなく探検しようとした人物、ドン=フリークスが遺した本。「東」と「西」の2種があるとされているが、見つかっているのは「東」だけで「西」は一冊も見つかっていない。
「西」が1冊も見つかっていない理由
ジン曰く、新大陸紀行の「西」が1冊も見つかっていない理由は3つ考えられる。
単にまだ見つかっていない
もっとも安直に考えられる理由。
「東」がどのような場所で見つかったのか、何冊くらい見つかったのかなど不明な点は多いが、「見つかった」と表現していることから、どこかに寄贈したり販売したものではなく、こちら側の拠点に安置されていたり、船ごと流れ着いたものと考えられる。
ただし、ジンの口ぶりからすると「西」が1冊も見つかっていないことが不自然と思われる程度には「東」はそれなりの冊数が見つかっているように聞こえる。
志半ばで挫折して本になっていない
こちらも容易に考えられる可能性。
「挫折」といっても暗黒大陸の危険性を考えれば、著者が途中で亡くなってしまった可能性は低くないだろう。
現在も書いている途中
一見非現実的に見える3つ目の可能性。「東」が書かれたのが300年以上前だとするなら著者が存命と考えるのは不自然である。
が、暗黒大陸にはこちらの世界では考えられないモノ、例えば究極の長寿食ニトロ米、万病に効く香草などが存在するとされており、著者が暗黒大陸を歩き回っていると考えれば現在も執筆中である可能性は十分考えられる。
ドン=フリークスとは誰なのか
「フリークス」という苗字はハンターハンターの主人公ゴン、そして作中で新大陸紀行について語った張本人でもありゴンの父親とされるジンと同じである。ゴンやジンの血筋と関係があると考えるのが妥当だろう。
ゴンやジンの先祖、あるいはジン自身の別名であるという可能性も考えられるが、少なくとも新大陸紀行について語られた時点ではこの人物が誰なのかは明らかにされていない。