ゾルディック家に仕える人間の一人。プロハンターでもあり、かつてはブラックリスト(賞金稼ぎ)ハンターとして100人以上のハンターを率いてゾルディック家を襲撃した経歴を持つ。しかし屋敷へ向かう途中で当時執事見習いだったカナリアに遭遇。
ビーン
地下競売のオークション会場となったセメタリービルの警備・運営を任されていた人物。2,000人近い武装兵を周囲に待機させ、かつプロの殺し屋を雇うなど完璧な旅団対策を行ったものの、旅団の侵入を防ぐことはできず遂にはマチの糸によって絞殺されることになった。
バッテラ
出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博
ゴンたちと同様、グリードアイランドを求めてヨークシンシティで開催されるオークションへやって来た人物。総資産は1000億ジェニーを超えるほどの大富豪で、グリードアイランドのクリアデータにとても固執している。
そのためグリードアイランドを買い集めるだけでなく、クリア報酬にも500億ジェニーという多額の報奨金を掛けており、さらには自らが所有するグリードアイランドをプレーするプロハンターも雇っている。
当初、最低落札価格が89億ジェニーするグリードアイランドを落札しようとしていたゴンとキルアだったが、ゴンの提案により資金を工面するのではなく、バッテラの雇われハンターとなる方針に切り替えた。
マサドルデイーゴ
東ゴルトー共和国の総帥を務める人物。豪華な宮殿に住んでおり、傍には美女をはべらせて権力片手に酒池肉林の生活を送っている。メルエムたちが到来した際は「余を誰だと思っている!」を連発したが、あっけなく殺害された。その権力だけを振りかざすだけの無能な姿を見たメルエムは呆れ、人間社会の不効率さや不子合理さを痛感した。
しかしキメラアント編の終盤で殺されたマサドルデイーゴの影武者であった事が判明し、本人は隠居して晴耕雨読の生活をしている事が明らかになった。さすがにあれだけ無能そうな人が独裁者をずっとやっていくのには設定に無理があると作者が判断しての演出といった所なのか。
ビゼフ
出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博
東ゴルトー共和国でマサドルデイーゴ(影武者)に次ぐ二番目の実力者。マサドルデイーゴが酒池肉林の毎日を過ごすだけで政治を全く行っていなかったため、実質的にビゼフが行政の最高責任者として職務を遂行していた。キメラアント襲来の際に東ゴルトー共和国の政府関係者は皆殺しになったが、国としての対外業務をこれまで通り行うためビゼフだけが唯一殺戮を免れた。
そのため一人で対外業務の全てを任される事になったビゼフだがその多忙さは極限にまで達した。このストレスを解消するために美女達を宮殿に集めたが、この事が討伐隊の一員であるパームを宮殿内に侵入させてしまう事になった。