一般的に知られているハンター試験に合格した者のみが受験資格を与えらえる試験で、この試験をクリアしない限りライセンスを持っていてもプロのハンターとは認められない。クラピカは一度、裏試験を受けずにハンターとしての職を探した時にこの点を指摘されて取りあってもらえなかった。
裏試験という呼ばれ方をされているものの、表のハンター試験のように合否を純然と分けられるようなものではないため、試験というよりも何時受けても構わない補習授業といったほうが正確だと言える。
内容
裏試験ではプロのハンターとして必要不可欠になる基礎的な戦闘能力を身に付けるため、念能力の修行が行われる。裏試験がどの時点で行われるかは合格者の現状に大きく左右されるようで、ゴンが天空闘技場でウイングと出会わなければ別の機会に裏試験が行われていた。
裏試験の存在を極秘にしているのは念能力という悪用されれば社会に大きな被害をもたらす力の存在を公にするのは危険性が高い、とハンター協会が判断しているためである。
287期合格者にとっての裏試験
ゴンたちが受験した第287期ハンター試験ではゴン、レオリオ、クラピカ、ハンゾー、ポックル、イルミ、ヒソカの七人の合格者が出た。
そのうちヒソカとイルミはすでに念能力を習得していたため裏試験は実施されなかった。クラピカとハンゾーはゴンよりも先に裏試験を終えて念能力を習得していた。
ゴンよりも遅く裏試験を終えたのはポックルとレオリオの二人だった。ただしヨークシン編時点でレオリオは裏試験を終えておらず、現時点でも念能力を習得して裏試験を終了したのかは定かではない。
会長選挙において放出系と思われる念能力を使用してジンを殴っているため、恐らく念能力の習得は完了していると推察される。