グリードアイランドでキルア達と出会う。その際キルアとゴンの才能に気づき、半ば強制的に彼らの念の師匠になる。
ビスケは作中で初めて登場したダブルハンターである。普段はロリータ服を来た少女のため、とても歴戦のハンターとは思えないが本当の姿はウボーギンと同等かあるいはそれ以上に鍛えられた筋骨隆々の肉体を持っている。本人曰く、その姿が全く可愛くないため普段は姿を変えているらしい。ただし、どうやって姿を変えているのかは不明。むしろ念の力なのかどうかすら分からない。
長年ハンターをやっている事ためか知名度や人望も高い様子。会長選挙編では途中までさりげなく候補の１人になっていた。またネテロとも交流があるらしく「あのジジイね」などと馴れ馴れしく呼んでいた。
戦闘能力について
後段でも書いてあるが、発が全く戦闘用では無いため体術と発以外の念能力で戦闘を行っている。しかし持前の身体能力の高さと長年修練を積んできた念能力の高さからハンターとしては無類の強さを誇っている。
グリードアイランドでのバラとの戦闘シーンが最大の見せ場だが、ロリータ服を来た仮の姿をしている時こそ若干苦戦するものの、本来の姿になると裸拳(らけん)一撃でバラを倒した。ビスケに言わせると大抵の人間はその一撃で絶命してしまうらしく、致命的なダメージを受けながらも意識を保っていたバラはかなりの使い手だと評価していた。
またキメラアント編ではキルアとの修行の際にこの姿を披露しているが、もし他人(ゴン)にこの姿をばらしたら殺すと脅している。
念能力について
系統能力こそ変化系であるものの戦闘において発に全く頼っていないためあまり注目はされない。むしろ変化系であることによって強化系能力を80％の制度で使用できる事がビスケの強さの要因であると言えるのかもしれない。
発(必殺技)
ゲンスルー組との対決の際にキルアに尋ねられた時に披露した。その際に全く戦闘と関係ないためキルアからとても激しいツッコミを受けたが、美容にとても役立つこの能力を本人はとても気に入っているらしい。
- 魔法美容師（まじかるエステ）
エステティシャンのクッキィちゃんを具現化し、オーラを用いて様々なマッサージを行う。美容以外にも身体の回復を早める効果も高く、効率的に修行をする際にも役立つが、戦闘面で使用する機会は皆無である。その割には具現化系、操作系、変化系を複合させた能力であり、習得するのが非常に困難な能力だと言える。
ビスケの能力から見ても言える事だが、ヒソカやゾルディック家のように戦闘のための発を選ぶ念能力者はむしろ少数で、特にハンターにとっては自分の仕事や私生活に便利な能力を選ぶほうが一般的だと言える。
総合データ
- 念能力
- 身体能力
- リーダーシップ
- 人望
- 分析能力
8点。念を覚えて40年。長年修行を積んできただけあって念に関して非常に高い能力を備えている。ただし念能力が戦闘用でないことを考えると、シルバやネテロと言った超一流の念能力者と比べると分が悪いのではないか。
9点。バラと戦った際に見せた姿はウボォーギンの肉体よりもさらに鍛え上げられた強靭なものだった。かなりの使い手であるはずのバラですら裸拳一撃で粉砕されており、身体能力に関しては文句の付けどころが無い。
5点。グリードアイランドへも当初、一人で来ており普段は集団で行動していない様子。修行の際こそ師匠として二人を指導していたが、それ以外のゲームクリアに向けての活動ではむしろキルアが三人の指揮を取っており、リーダーシップを発揮する機会に乏しかった。
7点。師匠としてゴンとキルア以外にも多くの教え子を持っており、ウィングもその一人。会長選挙編では途中まで候補として残っていることからもそれなりの人望があったと思われる。
7点。ヒソカと会った際には初見であるにも関わらず、発言内容が嘘である(正確には真実を言っていない)事を見抜いており、長年生きているだけあって洞察力が鍛えられている。ただキルアのような理論立てて分析をしていくというよりは、感に頼る部分が多い人なので最高点を付けるには気が引ける。
