キメラアント編の最初に登場した。瀕死の重傷を負った状態でバルサ諸島に漂流したが、驚異的な生命力と「王を産む意思」から命を長らえ魚などの食糧を補充しながら兵隊蟻の出産と定住できる住み処の探索に努めた。
体長は2mを超え知能は人間に近いものを有している。また身体能力は非常に高く、人間やその他の動物は女王にとって完全な捕食対象であった。
一世代後のキメラアントよりも人間性は薄くそのため自ら名前を持つことはなく、作中登場時から最期まで「女王」と呼ばれ続けた。
キメラアントの女王に関する謎
32巻時点でキメラアントの女王がどのような経緯でバルサ諸島に漂流したのかは明らかになっていない。あれほどの高い身体能力と巨大な肉体を持っている生物が瀕死の重傷を負うような状況は容易には想像が付かないが、ジンの言葉によると女王は暗黒大陸から来た外来種らしい。
そのことを考えると暗黒大陸での女王は必ずしも絶対的な捕食者でなかった可能性が高い。
連載が再開され暗黒大陸編が開始されれば女王の過去に関する何かしらの情報が得られるかもしれない。
ステータス
- 念能力
- 身体能力
- リーダーシップ
- 人望
- 分析能力
0点。使用できない。キメラアントとして初めて念能力を習得したのはラモットであり、それ以前はキメラアントに念能力者は存在しなかった。ただし女王が産んだ三人の護衛団やメルエムは生れながらに念能力を使用することができた。
7点。かなり高い。おそらく人間を遥かに凌ぐ身体能力が無ければバルサ諸島に漂流した時点(あるいはその前)に絶命していただろう。
7点。女王が産んだ蟻たちは人間性の強い者が多く、自立心に富んだ者ばかりだったが女王が存命中は反逆しようとするものは現れなかった(ジャイロは除く)。
6点。部下からの進言も度々取り入れるなど思考には一定の柔軟性があった。全ての部下がコルトのように絶対的な忠誠や敬意を払っていたわけでは無いが、女王として一定の権威は持っていた。
6点。自分が産んだ蟻たちについて人間の特性が色濃く反映されていることに気付いていた。この一点から見ても最低限の観察力や分析力は有していたに違いない。