ククルーマウンテンはパドキア共和国に位置する標高3722メートルの死火山である。ゾルディック家が住んでいる事で有名で地元では観光地としても知られており、日に一度ククルーマウンテンの麓まで行くバスが一台運行している。
ゴンたちがバスに乗った際の描写を見ると割と客入りが良いようで、怖いもの見たさなのかそれなりに人気なバスツアーなようだ。また中にはゾルディック家に掛けられた莫大な懸賞金目当てでバスに乗り込むブラックリスト(賞金稼ぎ)ハンターも少なくない。
クラピカが町でククルーマウンテンに関する聞き込み調査をしていた際、その詳細に情報を聞き出そうとする態度から、クラピカたちもゾルディック家を狙うブラックリスト(賞金稼ぎ)ハンターだと勘違いされた。
ククルーマウンテンとゾルディック家
山の麓には巨大な壁と門が建てられており、ゾルディック家の敷地内に入るためにはこれを越えていかなければならない。ただし試しの門と呼ばれる正門以外から中に入ろうとすると番犬のミケに襲われて食い殺されてしまう。あらゆる野生動物と接してきたゴンですらミケを見て恐怖しており、どうやっても意思の疎通が出来ないだろうと悟った。
試しの門を通って敷地内に入っても広大な敷地内(くじら島よりも大きい)からゾルディック家の屋敷を見つけるのは非常に困難で、ゼブロやシークアントといった長年ゾルディック家に仕えている使用人ですら屋敷を見たことがない。さらに屋敷に近づこうとするとその途中で執事たちが実力を持ってこれを阻止しようとする。
ゾルディック家に仕える執事だけあってその戦闘能力は極めて高く、執事見習いのカナリアですらプロハンターであるシークアントを圧倒するほどの実力者だった。