山奥に住む少数民族。感情が高ぶると目の色が緋色になるという特殊体質を持っている種族で、かつてその緋の目を奪おうとした外部の人間によって虐殺の憂き目にあっている。その経験から外界とは隔離された山奥で暮らしており、一族の掟として選ばれた人間以外は外の世界へ行ってはいけないことになっている。
基本的には自給自足の生活をしているようだが、クラピカが外の世界に行くための最終試験として近隣の町へ買い物へ行かされていたのを見ると生活用品の幾つかは外部の世界から調達していると考えられる。
作中に登場したクルタ族
- クラピカ
- パイロ
- 長老
- クラピカの父
- クラピカの母
ご存じ作中主要キャラクターの一人。パイロの目を直すために外の世界へ行っている最中、クルタ族の村が幻影旅団に襲われ彼以外のクルタ族は全滅した。その日以来、クラピカは幻影旅団への復讐を誓った。
クラピカの幼馴染で幼い頃(とは言っても作中登場時点でも幼かったが)、クラピカを助けようとして事故にあってしまい目が不自由になっている。クラピカの良き理解者で冷静で知的な男の子。
クルタ族の長。当初、外の世界へ行きたがるクラピカをどうにかして止めようとしたが、遂にその熱意に負けて外出を許すことになる。
温和な人間だが保守的な考えの持ち主で外の世界へ行こうとする息子を心配そうに見守っていた。
クラピカ同様、好奇心旺盛な人物で外の世界へ行こうとする息子の気持ちを理解していた。クラピカの性格や言動は母親の影響を受けている可能性が高い。
クラピカの外出と幻影旅団襲来の関係性
クラピカがパイロの目を直しに外の世界へ旅立った後、それほど日が経たないうちにクルタ族は幻影旅団に襲われることになった。このタイミングはとても偶然と思えるものではない。
クラピカとパイロが外の世界に興味を持つきっかけになったシーラというハンターに出会った事だった。彼女はクルタ族を見付けるためにかなりの労力を使い、飢えで動けなくなるほど衰弱してようやく彼らを発見した。しかも厳密に言うとクラピカたちが動けなくなった彼女を発見したのであり、仮にクラピカたちが発見していなかったらシーラはクルタ族に出会っていなかったかもしれない。
それほどクルタ族の住んでいる場所は発見しにくいのだ。にも関わらず、それまでクルタ族と何の関わりも無い幻影旅団が突如として現れ村を襲ったのだ。
これは偶然にしては出来過ぎたタイミングだと言える。個人的にはシーラと旅団の間に何らかの繋がりがあるのではないかと考えているが、それに加えてクラピカの行動も何らかの影響を与えているのではないかと予想している。