劇場版『緋色の幻影(ハンターハンター ファントム・ルージュ)』で登場する人物で元幻影旅団のメンバー。団員番号は4でヒソカとの決闘に敗れる形で脱退した。しかしヒソカが倒したオモカゲは本人ではなく、オモカゲが自身の能力で操っていた念人形のオモカゲだった。
『緋色の幻影(ハンターハンター ファントム・ルージュ)』においては最大の敵としてゴンたちの前に立ちはだかることになる。
系統
能力からして明らかに操作系か放出系能力者かと思われたが、特質系能力者とのことらしい。死んだ人間を生き返らせることができる(厳密に言えば生き返らせているわけではないが)点が操作系に属さないのかもしれない。
念能力
■名称不明(あったかもしれないが忘れた)
自分が知っている人物の念人形を作りそれを意のままに操ることができる。対象となる人物の生死は関係無く、劇場版ではむしろ死んだ人物のほうが念人形として使用されるケースが多かった。
念人形にした人物が持っている人間の能力もそのまま活用することが出来るため、戦闘力に長けている人物を念人形にすると必然的にかなり強くなる。
ただし念人形の強さには限界があるようで、劇場版ではウボォーギンやクロロの念人形が作られたがどちらも本人の力量には遠く及ばなかった。
■この能力のおかしな点
劇場版ということもあるだろうが、オモカゲの能力はそれまで原作で登場した能力に比べてやや設定を無視した部分がある。
- 操作性が高すぎる
- 制約がほぼ皆無
特質系能力者は操作系能力を80%の割合、放出系能力を60%の割合でしか使用することができない。その割にオモカゲは何体もの念人形を離れた位置から操作していた。これは系統の特性上いささか無理がある。
死者ですら操作できるという強力な能力でありながら、劇場版ではその制約についてあまり触れられていない。そもそもそのような制約を付けた所でこれほどまでに強い念能力を人間が習得できるものなのか。
ステータス
- 念能力
- 身体能力
- リーダーシップ
- 人望
- 分析能力
10点。もはやチートレベル。ネット上では「スキルハンター(盗賊の極意)の上位互換」だとまで言われている。
7点。元幻影旅団のメンバーであり劇中でも身体能力の高さがうかがえたが、如何せん体格が華奢過ぎる。そのため作中屈指の身体能力の持ち主ということはあり得ないだろう。
4点。妹に惨殺されるという無残な最期を遂げた。実の妹すら掌握できていなかった。
2点。元は仲間であるはずの旅団から抹殺されそうになるくらいだ。人望などあるはずがない。
6点。人の弱味を見抜く能力だけはピカイチ。キルアのガラスのハートを一時粉々に打ち破った。