流星街は1500年以上も前から廃棄物の処理場として使用されている地域で、元々は独裁者の人種隔離政策の影響で人が住み着くようになった。ここではどんな物でも捨てる事が許されており、世界中からありとあらゆる物が廃棄されている。
公式には人が住んでいない事になっているが、実際にはおよそ800万人の人間が生活していると言われている。流星街の人間たちはお互いの仲間意識が非常に強く、外部の者によって流星街の存在が脅かされると命を賭してまでこれを阻止しようとする。
マフィアと流星街
HUNTER×HUNTERの世界では世界中の国が国民背番号制を採用しており、これによって国民一人一人の個人データがハンターサイト等のネット上で閲覧出来るようになっている。しかし流星街の人間は公式には存在していないため当然、自らの番号を持っておらず身元を特定する事が困難になる。
この事に目を付けたマフィアはゴミと称して流星街に大量の武器や物資を送り、その見返りとして個人情報を持たない犯罪者としてとても貴重な人材を得た。
マフィアにとっては流星街との関係はとても重要な位置付けのようで、幻影旅団のメンバーの多くが流星街出身者である事が判明した際は流星街との摩擦が生じるのを恐れ、それ以上の追跡を断念した。
幻影旅団と流星街
幻影旅団のメンバーの多くが流星街の出身であり、作中の描写を見る限りでは恐らく発足した場所も流星街だと考えられる。それにも関わらず流星街と蜜月関係にあるマフィアに対して盗賊行為を仕掛けており、流星街の中でも旅団の存在は異質である事を示唆している。
しかし流星街との関わりを断ち切ったわけではないようで、キメラアントが街に住み着いた際にはフィンクス達がその場に駆けつけてこれを駆除している。