キメラアント編で登場したメルエムを守護するために生まれた三人の蟻。彼らが登場する以前、キメラアント最強の座はハギャやザザンといった師団長たち(もしくは念を覚えたラモット)であったが、護衛軍の最初の一人としてネフェルピトーが誕生すると、こうした勢力図は一変することになった。
ハンター協会
全てのハンターが属している組織。ハンター試験の運営からプロハンターに対するサポートなどを行っている。また優れた人材が所属している組織として政府機関との繋がりも強く、キメラアント発生の際は世界最高権力者であるV5から直接ネテロに対して駆除依頼が行われた。
こうした政府機関との強い繋がりのお陰でハンター協会の地位は世界的に見ても非常に高いもので、そのためハンター協会が発行するハンターライセンスは非常に貴重なものとなっている。
ハンター十ヶ条
出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博
ハンター十ヶ条とはハンター協会が定めている規則で全てのハンターに適用される規則になっている。しかし原作を見る限り必ずしも機能しているとは言えない部分もあり、一部で形骸化してきている点は否めない。また規則として問題点も指摘されており、パリストンは選挙後チードルに対しハンター十か条の改正を早めに行うことを指示していた。
十二支ん(じゅうにしん)
出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博
ネテロ会長が生前、ハンター協会の運営を補佐する人物として選んだ12人のハンターのことを通称「十二支ん」と呼ぶ。全員で12人いることに加えて、ネテロが物好きでそれぞれに十二支の動物の名前で呼んでいたため「十二支ん」となった。
ネテロが実力を認めただけあってメンバーの大半が2つ以上の星を持つ(シングルハンターがいるかは不明)世界屈指のハンターで、チードルやパリストンは作中で初めてトリプルの称号を持つハンターとして紹介された。
最高レベルのハンターの割に自己主張の薄い人間の集まりで、ネテロから与えられた動物にキャラを合わせるためほとんどのメンバーが性格や見た目を変えようと努力している(ただしジンとパリストンは例外)。
十老頭
6大陸10地区を縄張りにしている巨大マフィアの長老たちで、全員で10人いることから十老頭と呼ばれている。裏社会の頂点に君臨する人物たちでヨークシンシティで年に一度開催される世界最大のオークションでは一同に会してその運営に当たっている。普段はそれぞれの組織が結託しているわけではないが、この期間だけは共同戦線を張っており陰獣を組織して実行部隊として活用している。
裏社会のトップであるためその権力は強大で、会場警備のために警察を動かして周囲の道路封鎖を行っていた。また旅団抹殺のために世界中か選りすぐりの暗殺者たちを集め、その中には伝説の一家とまで言われるソルディック家もあった。
しかし自慢の実行部隊だった陰獣は登場早々に全滅してしまい、旅団を抹殺するためにた警察や傭兵、さらには暗殺者まで雇ったにも関わらず失敗に終わり、遂にはクロロに雇われたイルミ(他にはカルトとマハがいた)に暗殺されてしまった。