ルメーレ湿原に生息する魔獣で猿のような姿をしている。キリコのような魔獣と同じく人の姿に化けることができて、かつ人の言葉を話すことができる(最も人語を話せる動物を総称して魔獣と呼ぶらしいが)。ハンター試験の途中で試験官になりすまし受験生たちを騙そうとした。
ヒソカの放ったトランプ攻撃に対処できず絶命したが、変身の能力と言葉巧みに受験生を騙す技術はなかなかのものだった。
また試験の途中で数十キロもの距離を走り多くの人間が疲労して冷静な判断力を失っている時に行動を起こしたのも良いタイミングだったと言える。
人面猿に騙された方々
- レオリオ
- ハンゾー
人面猿の口車にまんまと乗せられていた。そのうえ「そういえばあの走りは人間離れしている」などと何の根拠にもならない理由を付けてサトツを疑っていた。というよりは半ばサトツを人面猿だと確信していた。
レオリオほど確信は持っていないようだったが、彼と同様に口車にのせられていた。
人面猿に騙されなかった方々
- クラピカ
- ヒソカ
- キルア
- イルミ
人面猿が「ライセンスを取られた」と言った時点でどちらが偽物か気付いていた。「ハンターともあろうものが人面猿ごときに後れをとるはずがない」という論理だが、言われてみれば当然。
あるいはクラピカより以前から気付いていた可能性があるが、持前の攻撃性からあいて人面猿とサトツの両方に攻撃を加えた。
ヒソカの態度をみて「わざとらしい」と発言している。このことからもキルア自身はどちらが本物かを認識しており、さらにヒソカも同様に気付いていながら両方を攻撃したことも察知していた。さすがゾルディック家の息子。
作中の情報からは全く判断できないが、キルアやヒソカと言った歴戦の猛者が気付いていることを考えれば同様にイルミも気付いていた可能性が高い。ただし同じく戦闘において高い技術を有していたハンゾーは騙されていたが……。