キルアとゴン -登場人物たちの相性&名場面-

ハンター試験の一次試験の際に出会う。大人ばかりが集まる場所で自分と同い年の子ども同士という事もあり、キルアのほうから話しかけた。出会った当初から相性が良かったようで、キルアは少し話すとスケボーから降りてゴンと一緒に走り始めた。

一次試験の途中でゴンがレオリオを助けに後方へ行った際は行動をともにせず、キルア自身はゴンが戻ってこないだろうと思っていたが試験終了間際に戻ってくると、戻ってこれた理由を聞いてさらにゴンに興味を持つことになる。

相性

氷と炎、サファイアとダイヤモンド。これらに例えられるように二人の個性や特徴は対照的であるがその点が上手く噛み合い、様々な状況に対して何度も二人で乗り越えてきている。基本的にはゴンのやりたいことにキルアが付いていくという形だが、その際の具体的な行動に関してはキルアが決定する事が多い。ヨークシンに行くまでの間、ヒソカを一発殴れるくらい強くなりたいと言ったゴンに対して天空闘技場へ行くことを提案し決定したのはキルアであった。

また難しい状況やピンチの際にはキルアの合理的な判断を基本に動いているが、時としてゴンの奇抜な発想や行動力によって突破口が開く時もある。ゴン曰く、自分は熱くなって行動するタイプでキルアはそれをクールに止める役割を担っているらしい。

名場面

物語の二大主人公なだけあって名場面には事欠かない。その中でも印象的な場面の一つがカイトとともにネフェルピトーと対峙した際である。二人にに逃げろと言ったカイトの言葉に対し、それを無視して戦闘態勢に入ったゴンを後ろから手刀で気絶させその場から連れ去った。

極端なまでに他人想いなゴンがカイトの言葉を無視して戦闘態勢に入ったのに対して、キルアはピトーと自分たちの実力差を判断して合理的な動きをした。この行動はキルアが自分より強い相手とは闘わない事を強く教え込まれた事に起因するのだが、結果としてこの行為は自分とゴンの命を救うことになる。

カナリア

カナリア

出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博

ゾルディック家の執事見習い。数年前から執事見習いとしてゾルディック家に入り、未だに正式な執事にはなれていない。色黒の少女で言葉づかいはとても丁寧だが髪型や顔の濃さ、キャラなどがとても印象的。執事として忠実に命令を実行しようとしているが、若さもあってか自分の思いを仕事を完全に切り離して考えることが出来ない。

実は優しい心の持ち主であることをゴンに見抜かれている。

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マハ=ゾルディック 

ゼノの祖父。キルアから見ると高祖父に当たる。歳のせいなのか人間なのか魔獣なのか分からないような容姿をしている。背丈はかなり小さく細身の体格をしているため(足も細い)、顔より下だけ見ると小学生かと突っ込みたくなる。

ゴン達がククルーマウンテンに行った際も、アルカを巡って家族内ミッションが起きた際も登場しておらず、またククルーマウンテンにある屋敷では一度も姿を見せていない(というか作中で一度しか登場していない)。そのため他の家族とどのような関わりを持っているのか全く分からない。そもそもアルカの件に関して関わっていない事からも家の事に関心があるのかすら怪しい。

戦闘能力

イルミとカルトと協力して十郎頭を暗殺を遂行した(唯一の登場シーン)ことからも、未だに現役の暗殺者である事が分かる。またゼノ曰く、かつてネテロと喧嘩(闘い)をした事があるようで結果は分からないが、ネテロ相手に敗死しないだけでも相当の実力者だった事がうかがえる。むしろゼノによるとマハと喧嘩をして生き残っているのはネテロだけらしい。

ただしマハの年齢が98歳と高齢であることを考えると、喧嘩によって殺された以外にも単純に病気や寿命で死んだ者がいる可能性もあるため、ネテロ以外にマハと闘った者全員殺されたとは言い切れない。

ツェズゲラ 

ハンター試験以後、最初に登場した一ッ星(シングル)ハンター。ハントは全て金次第と公言しているものの、仕事による功績からシングルハンターとしての称号を手に入れた。20年以上、4人でハント活動をしており基本的な姿勢として勝てる体制を用意してから仕事にとりかかる。

洞察力に優れておりゴンとキルアの錬を一目見ただけで彼らの素質を見抜いている。ゲンスルーに爆弾を仕掛けられそうになった時も話し方に不自然さを敏感に感じ取りこれを回避している。その後ゲンスルー組と対峙した際に仲間たちの中で唯一、彼らがボマーである事を見抜いた。実際にゲンスルー組との対決(正確には3週間注意を引きつける)した際にはあらかじめ相手の行動や戦略を完全に看破しており、ゴン達との取引で引き受けた仕事を完遂させた。

自力で勝るゲンスルーもツェズゲラを警戒しており、戦うことを宣言された際の表情を見て一筋縄には行かないことを悟った。

その一方で慎重に事を運びすぎるきらいがあり、逃走レースをしている際もゲンスルーが一人になり倒すチャンスがありながらもリスクを嫌って従来の作戦固執した。

グリードアイランド

数年前にバッテラから雇われてグリードアイランドをプレーしていた。本人曰く非効率なプレーをしているためゲームクリアのための時間がかかっているが、ゲンスルーがハメ組を裏切った際には90種以上の指定カードを集めておりクリア目前まで行っていた。

ヨークシンでのプレイヤー選考会では自分のプレーの障害になる可能性があるにも関わらず、公正な審査を行って実力のある能力者を採用している事から人間的に誠実な部分があることをうかがわせる。

戦闘能力

総合的な実力ではゴンやキルアを上回っていると自己分析しているが、基礎修行を長年してこなかったため敏捷性や体力など基本的な能力が少々欠如している。レイザーとのドッチボールでもボールの動きに体が付いていけず早い段階でアウトになった。

またゲンスルーのような武闘派の念能力者と比べると数段実力が劣るようで、ゴンからの話しを聞くと基礎修行不足を抜きにしても自分の実力ではゲンスルーの足元にも及ばないだろうと判断した。

モラウ=マッカーナーシ

モラウ=マッカーナーシ

出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博

一ツ星(シングル)ハンター。サングラスをかけた一昔前のいけてるおっさん。ノヴとは対照的に理論よりも感覚を重視するタイプの人間のようで、キルアがネフェルピトーの強さを語った際には念の多寡で勝敗が決まるのではなく、勝つという気概をより強く持った方が勝つものだとしてこれを一蹴した。この自身たっぷりなやりとりから、さぞ腕に覚えのあるハンターなのだろうと予想されたが後日、自分自身を強いと思ったことは一度もないと発言しており、強いのか強くないのかよく分からない。

また情にとても厚くコルトが女王の子どもを拾い上げた際には、数日前までは敵であった相手に対して子どもの安全に関する協力を申し出ており、とてつもなく情にもろい人間であることが判明した。同じく情に厚いナックルがこれを見ながら自分が甘いのは師匠譲りだと発言しており、子弟同士で性格が似ているようである。

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