シズク 

幻影旅団の団員。団員No.は8番。旅団結成以来のメンバーではなく途中から加入した。旅団の中ではコルトピの次に腕相撲が弱く、ヨークシンでゴンと腕相撲をして負けている(ただし利き腕ではない右腕で)。また記憶力も非常に悪く数日後にゴンに会った際には腕相撲で勝負した事を完全に忘れており、フランクリンが詳細に説明しても全く思い出す気配は無かった。

ヒソカほどでは無いが、つかみどころが無い性格をしており何を考えているか分からない。クラピカとの交渉を巡って旅団内で対立した際もノブナガ寄りの意見を言った直後に後ろからノブナガを殴って気絶させており、それなりに付き合いのある団員にとっても次の行動が読めないようだ。

旅団における立場

シャルナーク曰く、パクノダと並んでレアな能力の持ち主。念能力を使用する事で証拠の隠滅や毒を吸い取る事による治療を行っている。多くの団員が結成当初から所属する中でシズクは途中から入ったこともあり、他の団員と比べると僅かに距離がある(ような気がする)。

ただ自らが旅団の一員であるという意識は強いようで、掟を破る事による蜘蛛(クモ)への否定を何よりも嫌がっている。

念能力について

念系統 具現化系
デメちゃんという特殊な掃除機を具現化しており、これによった攻撃や治療、清掃などを行っている。クラピカが具現化した鎖と比べるとより特殊なものを具現化しており、他の系統能力者では実現困難な独創性あふれる能力だと言える。

発(必殺技)

  • デメちゃん
  • デメちゃんというふざけた名前をしているが、掃除機に特殊な効果を付加して具現化したこの能力はとても利用価値が高く実用性に富んでいると言える。念(または念によって創られたもの)と生命以外あらゆるものを吸い取る事が出来る。またシズクが吸い取るよう指示した際には「ギョギョ」と叫んでおり、これと上部に付いている目玉が何とも気持ち悪い。

    また声を発する事や呼び方からも単なる道具というよりは一種の生物という特徴を備えているのかもしれない。少なくともシズク自身はデメちゃんにペットのような感覚で接している。

マチ 

幻影旅団の団員。旅団結成以来のメンバー。非常に鋭い目付きをしており、容姿全般においてキルアと似通っている。他人に対してあまり同調したり仲良くするタイプの人間ではないが(特にヒソカに手厳しい)、仲間意識は強くパクノダが団長を救うために一人で交渉に行こうとする際には、止めようとするフィンクスフェイタンを力づくでも足止めしようとしていた。

また感が非常に当たるようで、クロロもマチの感にはかなり信頼を寄せている。ゴンとキルアに関しても鎖野郎(クラピカ)と関わりがあるとして、結果としてパクノダの調査でも知りえなかった真実にいち早く辿り着いていた。

旅団における立場

念能力の性質上、敵の捕縛と追跡、仲間の治療を担当している。身体能力が高いため戦闘にも参加する機会が多いようでヨークシンでも何度か戦闘シーンがあった。

また先ほども述べた非常に当たる感によって状況を分析したりもする。ベーチタクルホテルでパクノダと合流した際、クロロが真っ先にゴンとキルアを再度調査させたのはマチの感をかなり当てにしている証拠だろう。

念能力について

念系統 変化系
オーラを変化させて念糸を作る変化系能力者。現在出てきた能力を見る限り自系統に非常に忠実な能力者であるようで、戦闘の際に念糸を強化する以外はほぼ変化系能力のみを使用している。ヒソカの性格別系統判断では変化系は嘘つきで気まぐれらしいが、マチに関して言うと当てはまってなさそう。

発(必殺技)

念糸を作り出してこれを様々な状況に応じて使っている。戦闘、捕縛、追跡、治療と非常に応用の幅がある能力で作中で登場した中で最も応用力がある能力の一つだと言える。逆にそれぞれの精度には限界があるようで、キルアを捕縛した際は闇に乗じて関節を外し脱出されている。

  • 念糸縫合(ネンシほうごう)
  • 念糸を使い切断された腕や肉体を縫合する能力。物凄い速度で縫うことが可能であり、かつ筋繊維や神経をほぼ100%つなぎ合わせる。ただし純粋に縫合を行うだけなので、傷を完治させるには対象者自身の回復力が不可欠になるため、この点がピトーの玩具修理者(ドクターブライス)と異なるである。ヒソカはこの能力を大変気に入っており(単にマチを気に入っているだけかもしれないが)、本人曰く間近で念糸縫合(ネンシほうごう)を見るために怪我をするらしい。

パクノダ

パクノダ

出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博

幻影旅団の団員。愛称は「パク」。旅団結成時からのメンバーで団員No.は9番。大人の女性らしく落ち着いた口調と物静かなオーラを漂わせている。自分が決めた事は貫き通す性格のようで、クロロが捕えられた際にクラピカとの交渉に一人で行かせる事をフィンクス達に反対されたが、彼らの静止を振り切ってでも行こうとしていた。

人情に厚い所があるようでクロロが捕えられた際には、クラピカの思惑通りになろうともクロロの身の安全を優先する決断をした。またゴンとキルアを連れてクラピカの元に行く際に、彼らが手負いの自分を振り切って逃げなかった事にとても感謝していた。

旅団における立場

相手の記憶を探る念能力を持っていることから最も信頼されている尋問係りである。シャルナークはパクノダの能力が代わりの効かないレアなもののため、旅団として失うわけにいかないと発言しており、旅団の中でパクノダがとても重要な存在であることを明言している。同様にクロロもパクノダを旅団の活動における生命線と位置付けており、他の団員によって守られる存在だとしている。

パクノダがいない際はフェイタンが拷問を担当したり、物凄くよく当たるマチの感などが旅団の行動を左右する情報要因になるが、情報の質や信頼性という面でパクノダが提供するものは絶対視されている。

念能力について

念系統 特質系
相手の記憶を読み取る能力なため、どう考えても特質系以外はあり得ない。ただし記憶弾(メモリーボム)は具現化系に属している能力であるため若干具現化系よりの特質系なのかもしれない。

発(必殺技)

基本の能力としては対象者に触れながら質問をすることにより、相手の記憶を呼び起こして質問内容に対して相手が知っていることを読み取る能力がある。この能力は記憶の最も深い部分である原記憶を読み取るため偽証は不可能になる。しかしパクノダ自身や旅団などがこの能力に対して過度の信頼を置くあまり、不適切な使用方法を行い鎖野郎(クラピカ)と関係のあるゴンやキルアから情報を聞き逃してしまった。この事からも使い方(質問の仕方)が非常に重要になる能力であることが分かる。

  • 記憶弾(メモリーボム)
  • 普段は戦闘用に使っている拳銃に具現化した特殊な銃弾を入れて放つ。放たれた相手はパクノダが共有しようとした記憶を得ることが出来る。一度に大量の情報を相手に伝える事が出来るため、口で話すのが面倒な際に役立つ。結果としてこの能力のおかげで旅団全員がクラピカについての詳細な情報を知ることになる。

サトツ

サトツ

出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博

サトツはハンター試験一次試験官であり、新アニメ版ではプロハンターとして最初に登場した人物である。見事な円を描いている口髭が非常に目立つ。身長が高い割にとても細身な体格をしており、ハンターとしてやっていけるのかというくらいに華奢である。登場して間もない頃はほとんど表情を変えず、また走る際も歩くのと同様の姿勢を維持しており行動のレパートリーがとても少ない人間だった。

この事から人間味のない性格をしているように思われたが、試験官としての役割を終えた後は受験生のことを気遣っている様子が描かれており意外と良い奴である事が判明した。

キルアの素質を非常に買っており、メンチに受験生の中で誰に注目しているかと聞かれた際に真っ先に彼の名前を挙げている。さらにゴンの事も気に入っており、危うく裏試験の事を教えそうになっていた。この際、作中で唯一の笑顔を見せていた。

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シャルナーク

幻影旅団の団員。愛称は「シャル」。盗賊とは思えない人の良さそうな風貌と頭脳明晰さを併せ持つ。どう見ても善人にしかみえず無暗に人を殺しそうな人間には思えないが、旅団結成当時からのメンバーでかつ流星街出身者でもあり、見た目からは想像も付かない過去と本性を持ち合わせているようである。

知識が非常に豊富で、ウボォーギンがヒルの毒を受けた際には何かで調べる事なくヒルの種類を見極めて毒への対処法を教えていた。また嘘が苦手のようで、ウボォーギンがマフィアの人間相手に闘っている際に他のメンバーとポーカーをしてぼこぼこに負けていた。

携帯電話(念能力の道具としても使用)を他人に乱暴に扱われるのを嫌っており、それをされると普段の穏やかな口調が少し怒りっぽくなる。

旅団における立場

プロハンターでもあるためハンターサイトを通じて様々な情報にアクセスし、情報収集の面からも旅団を支えている。クロロが不在の際はシャルナークが団員の指揮をとる傾向にあり、他の団員もそのことに不満はないようである。

しかしクロロと比べると統率力に欠ける所があり、意見が激しく対立した際にはリーダーシップを発揮してそれらをまとめることが出来ない。典型的ん参謀タイプである。また分析力に長ける反面、状況を固定化して考えてしまう側面がありその事をフランクリンにたしなめられた。

念能力について

念系統 操作系
アンテナを指して携帯電話の操作によって対象者を操る典型的な操作系能力者。携帯画面はアプリゲームのようになっておりシャルナーク自身、まるでゲームをプレイするかのように人を操っている。

発(必殺技)

  • 携帯する他人の運命(ブラックボイス)
  • 携帯電話で他人を操る能力。アンテナを指した人間の行動を携帯によって操作できる能力で、アンテナが外れるか対象者が完全に死ぬかすると操作出来なくなる。操作は手動モードと自動モードの両方があり、戦闘の際は手動でそれ以外の雑務の際には自動でやるようである。

  • 自動操作モード
  • アンテナを指すことで自身のオーラを急増させる。一時的に物凄い力を得る一方で肉体への疲労の蓄積が尋常ではないようで、キメラアントとの闘いで使用した際には筋肉痛が2、3日は続くと発言していた。

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