ハンター試験でキルアと出会う。3次試験のトリックタワーではキルアが暗殺一家の一員である事を知ると、内心で警戒感を抱いていたがハンター試験が終わる頃には強い仲間意識を抱くようになる。
当初の主人公パーティーのなかで最も知的。クラピカがゴン達と離れてからはキルアがその役割を担っている。
クルタ族のため性別が分からない。口調や態度から察すると男なのだが、女性のような容姿をしておりファンの中ではクラピカの性別について回答の出ない議論が交わされている。
旧アニメ版では、女キャラがほとんど登場しないHUNTER×HUNTERの中でクラピカをヒロイン的な役割に置いていた。旧アニメ版オリジナルエピソードである軍艦島などでクラピカのヒロインチックなシーンが見られる。
普段は冷静沈着かつ分析力に優れているのだが、プライドが高くとても仲間思いであるためそれに関することになると激昂し我を忘れてしまう傾向にある。ゴンにも共通して言える事で、ゴンの場合はキルアがそれを止める役割を担っているが、クラピカの場合はレオリオがその役回りを果たしている。しかしキルアをほど強引に引き止める事が出来ない分、クラピカの行動を止めることはほとんど出来ていない。
念能力を覚える以前の戦闘
ハンター試験会場に向かう際にレオリオを対峙した際、またハンター試験一次試験の際にヒソカと対峙した際にヌンチャク(のようなもの)を使用している。しかしどちらもまともな戦闘に発展しなかったためクラピカがヌンチャクで戦うシーンはほとんど描かれていない。
ハンター試験3次試験のトリックタワーでキルアの戦闘シーンを目の当りにした際の反応から見ると、念能力習得以前の戦闘能力はキルアよりも大きく劣ると見られる。ただし、クラピカは緋の眼になると戦闘力が著しく向上するので実際にキルアとどの程度の差があったのか判断するのは難しい。
念能力について
攻防において最もバランスが取れた強化系を望んでいたため、具現化系である事を知った当初その事を残念がっていた。
しかし師匠であるミズケン(新アニメ版で名前が判明)に制約と誓約を行えば場合によっては非常に強力な能力を手にできると聞き、旅団に対抗できる能力を得るためとても強制力の強い誓約をかけた。
具現化する対象として鎖を選んだのだこれを見たゴンは、本気で旅団に復讐したいと思っているなら鎖で捕えずに即座に殺すはずだとして、クラピカの本心が復讐以外の方向に向いて来ているのではないかと推察した。その一方でキルアは復讐する対象が複数である以上、他の旅団員の情報を聞き出すためにも殺さずに一旦捕えるという発想は当然だとして、むしろ復讐のために生まれた能力だと反論した。
発(必殺技)
右手に鎖を装着し指の本数に対してそれぞれ異なる能力が与えられている。中には具現化系のクラピカでは本来、習得するのがとても困難なものも含まれておりカストロのようなメモリ不足に陥ってしまいそうだが、エンペラータイム(絶対時間)によってそれを補っている。現時点では4つの能力が登場している。
- 束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)
- 癒す親指の鎖(ホーリーチェーン)
- 律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)
- 導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)
対旅団用の能力。「旅団にのみ使用する」という誓約をしておりそれによって鎖の強度を高くしている。さらに捕えた相手を強制的に絶にする効果もあり、鎖の強度と合間ってウボォーギンですら脱出できない鎖になっている。
オーラを増幅させる事によって負傷した肉体の治癒を行う。ウボォーギンのビックバンインパクトによって複雑骨折した左腕を瞬時に回復させるほどの力。強化系の能力であるため本来は精度を高くするのが非常に困難なはずだが、エンペラータイムによってこれを解決している。
相手の心臓に鎖を打ち込み、クラピカの決めたルールに従わなかった場合は命を奪う。この能力も本来は操作系の能力に大きく依拠しているため困難な技だが、これもエンペラータイムによって解決している。
ダルツォルネの館でスクワラの嘘を見破る際、逃げたネオンを探し出す際に使用。どの系統能力に依存しているのかは不明だがとても便利な能力。
総合データ
- 念能力
- 身体能力
- リーダーシップ
- 人望
- 分析能力
7点。念を覚えた時期はゴンやキルアと同じくらいだが、彼らと比べるとかなり先を行っている。制約を抜きにしても4つの能力を既に習得しており、エンペラータイム(絶対時間)によってそれぞれが精度の高い能力になっている。流や堅などの応用技術をどの程度習得しているのかは分からないが、応用技術の一つである隠をウボォーギンとの戦闘の際に使用している事からある四大行以外の応用技についてもある程度の心得はあるようだ。
7点。通常時ではゴンと同じ点数を付けるのは気が引けるが、緋の目(ひのめ)になると身体能力が著しく上がる。
8点。特段リーダーシップに溢れる人物というわけではないが、冷静な分析力でかつ公正な人格なため安定した指導力を発揮している。ヨークシンにおいてノストラードファミリーの護衛団のリーダーになった際も冷静な判断で難局を乗り切っていた。
8点。少なくとも読者からの人気は高い。仲間に対する想いが非常に強く、長年の復讐と人質となったキルア達を天秤にかけた際にもキルア達を救うことを優先している。そういった態度から仲間からは厚い信頼を得ている。ただし若干、口が悪い(特にレオリオに対して)。
10点。幼少期から豊富な知識を持っており、その事が分析力に大いに役立っている。加えて知識に頼り切ることはせず、複雑な状況になっても冷静になって考える姿勢を崩さない。