漫画でよくありそうな能力で作中の能力を見ても放出系能力者に思える人物は多いのだが実際のところ驚くほど少ない。最も印象的な放出系能力者は幻影旅団のフランクリンだが、それ以外にはあまりいない。特に主人公の周りの人物にいないせいで印象が薄くレオリオが当初、強化系と目されていたにも関わらず結局、放出系能力者になったのはその辺の兼ね合いもありそうだ。
強化系
ウィングやクラピカが作中で言っていたように強化系は六系統の中でも最も攻防のバランスがよく戦闘に適した能力である。強化系はオーラによる物体強化や肉体強化を得意とするが、これらは戦闘において不可欠な要素でありそれらを得意としている事自体、他の系統と比べて有利な点だと言える。さらに六性図の関係で最も苦手とされる反対側に位置する系統が特質系であるため、実質的には全系統で唯一あらゆる系統能力を60%以上の割合で習得出来る。
ウィング曰く、以上の理由から強化系は特別な能力や制約を付けなくても基本的な修行を積んでいけば念能力者として大成するらしい。作中ではウボォーギンが良い例だろう。
念能力の全て
出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博
人間(生命)がもともと持っている肉体に纏っているオーラと言われる生命エネルギーを活用する事によって肉体を強靭なものにしたり、物体を強化したりする能力を念能力と呼ぶ。念能力が使えるようになるにはオーラが発生する部分である精孔(しょうこう)を閉じている状態から開いている状態にする必要がある。