100年前の大量殺人鬼ベンニー=ドロンによって作られたナイフ。刀鍛冶でもあったベンニー=ドロンは自分が人を殺害する度にそれを記念して番号(殺した人の数)入りのナイフを作っており、これが世に出回り100年経った現在でもベンズナイフとして多くのコレクターに親しまれている。
何が良いのかはよく分からないが、ナイフとしては異様な値段が付けられており安いものでも500万ジェニーはくだらない(キルア談)。ただしあまりにマニアックなジャンルのようで、値札位置に出展していた売り手の人間もその価値には全く気が付いていなかった。
ちなみにゴンが値札位置でベンズナイフを発見した際、レオリオな巧みな交渉術のお陰でわずか300ジェニーで手に入れることが出来た。作中ではシルバとクロロがベンズナイフを所持している事が明らかになっており、親子という付き合い上キルアもそれなりの知識があるようだ。
作られた年代によって形状に特徴があるらしく、シルバはクロロの持つベンズナイフを遠目から見ただけで中期に作られたモデルだと判断した。また形状によっては毒が塗りこまれているようで、もしシルバがベンズナイフのコレクターでなければ毒で動けなくなっていた所だった。
登場する場面(巻数入り)
値札位置でゴンたちが入手する場面とゾルディック家とクロロが対決する場面。10巻の85話と11巻の98話。