クロロの除念はどうなっているのか

ヨークシンで心臓にジャッチメントチェーンを打ち込まれ念能力の使用や旅団との接触が出来なくなってしまったクロロだったがその後、グリードアイランドで除念師アベンガネを発見した。ヒソカとの交渉は上手くいったようでグリードアイランド編の終わりの方ではアベンガネが除念を行うために現実世界へ帰ろうとしている場面が描かれていた。

クロロと対決がしたいがために交渉役ち務めたヒソカだが、会長選挙編でのイルミとの会話を聞く限りどうも未だに対決は実現していないようだ。一体、現在クロロはどうなっているのだろうか。

除念は終わっているのか

まず除念が終わっているのかどうかが気になる所だが、恐らく既に終わっているのではないか。アベンガネはグリードアイランドを出る際、除念で大儲けするとの意思を明らかにしておりそれは間違いなくクロロの事を指している。つまりアベンガネは現実世界へ戻った後、速やかにクロロの所に向かった可能性が高い。

アベンガネが実際どのようにして除念を行うかはすでに作中で明らかになっており、その作業は何日もかかるものではなかった。グリードアイランド編が終わってから会長選挙編に突入するまで4ヶ月程度の時間があり、それだけの時間がありながら除念がまだ終わっていないとは考えずらい。

ヒソカとの対決は

それではヒソカとの対決はどうなったのだろうか。会長選挙編でのヒソカの言動を見ても、現時点で対決シーンが描かれていない事を考えても未だに実現はしていない事はほぼ間違いない。しかしそれでは何故、実現しないのだろうか。ここでは以下の三つの可能性を検討してみたい。

  • クロロが対決を避けている
  • フェイタンとノブナガとの会話でもあったようにクロロはヒソカとの戦いを避けている節がある。戦闘能力でクロロが劣っているとは断言しずらいが、クロロのスキルハンターには戦闘面において多少の不安がある。確かにスキルハンターは盗んだ幾つもの能力を自在に引き出せるがその反面、個々の能力を使用した経験に乏しい。ゼノとの戦いでもスキルハンターは戦闘面で有効に機能しておらず、もしかするとクロロは能力の特性上、一対一の戦いを苦手にしているのかもしれない。

  • 除念後にクラピカが登場した
  • キルアとの電話でクラピカはもし自分の鎖が解除されればその事が分かると話していた。その事を考えるとクロロが除念を行った後にクラピカが再び現れて激しい戦闘が行われたのではないか。しかしそのためにはクラピカがクロロの居場所を突き止めなければならず、かつ流星街での旅団の活動を見る限りクラピカとの対決が行われたような様子は無かった事からもこの可能性は乏しい。

  • アベンガネが除念に失敗した
  • 一言に除念と言っても難しいものから簡単なものまで様々だ。除念が困難なほどに強力な念がジャッチメントチェーンに込められているとは思えないが、もしかするとクラピカの旅団に対する憎しみの強さが除念を妨げているのかもしれない。しかしこれではヒソカがイルミに言っていた「鬼ごっこ」という言葉の意味が説明出来なくなってしまう。

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