ネフェルピトー

ネフェルピトー

出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博

ネフェルピトーはキメラアント編でメルエムの護衛軍として登場した。生まれながらにして念能力を習得しており、他のキメラアントとは比較にならないほどの戦闘能力を誇る。登場した時点では恐らく作中最強のキャラクターだったと考えられる。カイトは一瞬見ただけで死の危険を感じゴンとキルアにその場から立ち去るよう指示し、ネテロも一目見て自分以上の使い手であると感じた。

ネフェルピトーとネテロの両方を見たキルアやコルトもネフェルピトーのほうが実力が上だと判断しており、作中で登場したハンターの中で恐らく最強の実力を誇るネテロ以上の実力者だった可能性が高い。

また円の形が特殊でかつ範囲が非常に広い。円形にオーラが伸びるのではなく、アメーバ上に伸びており最も長い部分は2㎞に達する。それまで登場したキャラクターの中で最大の円の範囲がゼノの300mである事を考えると、いかにネフェルピトーの円の範囲が広いかが分かる。

戦闘能力について

桁違いのオーラと魔獣ならではの身体能力を併せ持っており、そのためそれまでの敵キャラクターと比べると段違いの戦闘能力を誇る。ネフェルピトーにとっても最初の戦闘であったカイトとの戦いでは、念能力について基本的な知識しかない状態で挑み勝利している。

ネテロの百式観音を受けて遠くに飛ばされ戦線を離脱してしまいそうになった際、とっさの機転で玩具修理者(ドクターブライス)を発動する事で戦線に復帰する等、実践経験に乏しいに割に優れた対応力を見せた。しかしその一方で、能力も分からないネテロに対し空中戦を挑もうとした事は「そりゃ悪手だろ」と言われ、結果として僅かな時間とはいえ戦線を離脱することになった。

念能力について

念系統 特質系
特質系能力者である一方、会得した能力には操作系に属するものが多くモラウ達討伐隊には操作系能力者だと思われていた。水見式のやり方は捕えたポックルの脳を刺激する事で吐かせており、これによって自らの系統のみならず念に関する基本的な知識を手に入れた。

発(必殺技)

  • 玩具修理者(ドクターブライス)
  • 名前の通り対象者の肉体を修復する能力。マチの念糸縫合と性質は似かよっているが、念糸縫合が肉体をつなぎ合わせるだけなのに対し(とは言っても筋繊維までほぼ完ぺきにつなげてしまう)、ドクターブライスは負傷そのものを修復する能力であるためより治癒性が高いと言える。使用中は強制的に絶状態になり、かつ移動できる範囲が20mと限定される制約がある。特質系の能力に属する。

  • 黒子舞想(テレプシコーラ)
  • シャルナークの自動操作モードと同じ性質の能力で、自身を操作することによって通常時よりも高い戦闘能力を引き出す。発動時にはネフェルピトーの背後に不気味な妖怪が現れネフェルピトーを操る。

上記以外にも操作系の能力で念によって造った人形を自在に操る能力を持っているが能力名は存在しない。

ステータス

  • 念能力
  • 8点。オーラの総量、円の範囲、能力の習得の速さ、どれをとってもそれまでの登場人物とは一線を画すレベル。特に円の探査範囲は最大で数キロにも及び、それまで最高だったゼノの300mを遥かに上回っている。しかし素質はあっても錬度や知識・経験不足は否めない。作者曰く「イルミやヒソカなら一蹴」だそうで、念における戦いは素質だけでどうにかなるほど甘くは無いようだ。

  • 身体能力
  • 9点。ゴンたちを逃がすために気を取られていたとはいえ、最初の一撃でカイトの片腕をもぎ取るほどの攻撃力と速度を誇る。この時の戦闘では念について基礎的な事を知っていただけ、ほとんど体術だけでカイトに勝ったと言える。

  • リーダーシップ
  • 4点。メルエムに言われたことを忠実に守る家臣。プフのように統率力を発揮して護衛軍をまとめるような立場でもなかった。仮に護衛という立場でなくても自由奔放な性格を考えるとリーダーには向いていないだろう。

  • 人望
  • 4点。悪い奴ではない。特に自分が認めた相手には敬意を払って接している。ただしカイトを殺してしまったせいでゴンから烈火の如く恨まれてしまった。加えて必要が無くなったからと言って生みの親である女王を見殺しにしたのは白状だと言える。

  • 分析能力
  • 7点。戦闘経験がほぼ皆無にも関わらず野生の感から相手の力量を計るのに長けている。ネテロがゼノと共に上空から宮殿に侵入した際もネテロが最大の危険と判断しており、二度目にゴンに会った際も戦闘における資質がメルエムに匹敵するものだと気付いていた。

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