操作系は自系統だけでは能力が成立しない事が多い。たいていの操作系能力者は操作する対象を自分から離す傾向にあるため、作中に登場する能力者の多くは放出系能力と組み合わせて能力を使用している。具現化系と同じく強化系から遠く隣り合う系統も一つしかないため、どうしても戦闘用の能力が作りずらい傾向にあるが、具現化系と違い自分自身を操作する事によって強大なオーラを発生させるという能力者が多い。
また一定の条件を満たせば相手を操作出来るという操作系ならではの能力を持つ者が多い。キメラアント編でシャルナークは、どんな強い相手だとしてもアンテナを刺してしまえば操作出来るので自分の勝ちになる、と発言していた。
操作系に属する登場人物
- ズシ
- ゴレイヌ
- モラウ=マッカーナーシ
- シュート=マクマホン
- ヴェーゼ
- スクワラ
- シャルナーク
- イルミ=ゾルディック
- カルト=ゾルディック
- キキョウ=ゾルディック
- ミルキ=ゾルディック
操作系に属する能力
- 携帯する他人の運命(ブラックボイス)
- 針人間
- 蛇咬の舞(だこうのまい)
- 紫煙拳(ディープパープル)
- 暗い宿(ホテル・ラフレシア)
- 180分の恋奴隷(インスタントラヴァー)
- 黒子舞想(テレプシコーラ)
操作系の弱点
能力が相手を操る、もしくは自分を操るという二種類に限定されやすい。カルトの蛇咬の舞(だこうのまい)に関しては物体を操る能力なので少し趣きが違うが、それ以外の操作系能力者は大体がこの二種類に大別される。そのため操作系能力者とばれた時点で能力そのものまで見破られてしまう可能性が高く、情報戦が非常に意味を持つ念能力者の戦いでは致命的な弱点に成り得る(最も系統がばれることはそうそうないと思うが)。
またほとんどの操作系能力者が放出系と組み合わせており、この事は一部の放出系能力者にとても相性が悪い事を意味する。ここで言う放出系能力者はフランクリンのような強化したオーラを飛ばして攻撃する典型的な放出系能力者の事を指す。
この場合、操作系は相手を操作しようとが近づくことも難しく(相手が遠距離の間合いを死守しようとするため)、さらに操作した物体や人で攻撃しようにも放出系能力者のほうがオーラの総量が多いため(強化系に隣り合っているので)守りきられてしまう公算が高い。