ハンターハンターを読んでいて冨樫義博の凄いと思った所

まず始めにタイトルで富樫先生を呼び捨てにしてしまったことを詫びたい。タイトルの長さや、読み方を考えると「先生」を付けないほうが良いと判断したためこのようなことになってしまった。

さて話しを本題に戻すが、タイトルにある通りHUNTER×HUNTERを読んでいて「富樫先生凄いなー」と感じたところをピックアップしていきたいと思う。恐らくそのうちの幾つかはハンターファンの皆さんに共感してもらえるのではないだろうか。

念能力

私は小学生の時に初めてHUNTER×HUNTERを読んだのだがその時「よく考えられてるな」と感心したのを今でも覚えている。他の作者が描いた漫画にも似たような特殊能力のようなものはあるが、念能力ほどしっかりとした形で体系化されたものは少ないと思う(というか私の知る限り無い)。

特に能力者を系統別に分けることで能力者ごとの個性を明確化し、かつ念能力の中で得意分野と不得意分野を与えることで過剰に強いキャラクターの出現を防いでいる。

他の漫画の場合キャラクターの強さを見極めるのが容易なのに対し、HUNTER×HUNTERでは念能力の特性もあって誰がどのくらい強いのか不明瞭になっている。バトル漫画でこうした不確実性があるのは見ていて実に楽しい。

木造蔵

何かを参考にしたのは間違いないが、ストーリーとしての完成度が高すぎる。ヨコヌキ、アトボリ、ニドヅケなどを軽快なテンポで説明するゼパイルを見た時はゴンと同様「この人スゲー」と感心してしまった。

HUNTER×HUNTERではたまにこうした「ちょっといい話」が出てくるが、押しつけがましさが無く素直に凄いと思えるのが特徴だと思う。

ゴンのキャラクター

これはかなり個人的な意見かもしれないが、ほとんどの漫画やアニメで主人公を好きになることが無い。特にバトル漫画の場合、なんだかんだ言って主人公が最強なため「コイツ強すぎだろ」、「負けないしウザいな」と思ってしまう。

しかしHUNTER×HUNTERではゴンが強いという印象があまりない(実際によく負ける)。そのためか主人公でありながらとても好感が持てる。恐らく小学生時点で私が読んだ漫画の中で「主人公に好感が持てる漫画」はHUNTER×HUNTERだけだったと思う。

キルアがカッコ良すぎる

これは言うまでも無いがHUNTER×HUNTER最大の特徴はキルアがカッコ良すぎる点だろう。あれだけイケメンでありながら、かつ人間味を失っていないキャラクターも珍しい。これほどまでに魅力的で作品に貢献しているキャラクターにはお目にかかったことがない。

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