ウィングやクラピカが作中で言っていたように強化系は六系統の中でも最も攻防のバランスがよく戦闘に適した能力である。強化系はオーラによる物体強化や肉体強化を得意とするが、これらは戦闘において不可欠な要素でありそれらを得意としている事自体、他の系統と比べて有利な点だと言える。さらに六性図の関係で最も苦手とされる反対側に位置する系統が特質系であるため、実質的には全系統で唯一あらゆる系統能力を60%以上の割合で習得出来る。
ウィング曰く、以上の理由から強化系は特別な能力や制約を付けなくても基本的な修行を積んでいけば念能力者として大成するらしい。作中ではウボォーギンが良い例だろう。
強化系に属する登場人物
- ゴン=フリークス
- ウィング
- アイザック=ネテロ
- マハ=ゾルディック
- フィンクス
- ウボォーギン
- ノブナガ=ハザマ
- ラモット
- パーム=シベリア
- カストロ
- ゼホ
※ウィングの推測による。ただしダブル(分身)の能力は具現化系に属する能力なので本当に強化系だったかは分からない。
グリードアイランドでゴン達が一回目に一坪の海岸線に挑戦する際に相撲でぼこられた人。
強化系に属する能力
ここでは明らかに強化系に属する能力のみを挙げる。強化系と他の能力の複合技というタイプのものは記載しない。
- ジャジャン拳 グー
- 癒す親指の鎖(ホーリーチェーン)
- 虎咬拳(ここうけん)
- 舞闘独楽(ぶとうごま)
- 廻天(リッパー・サイクロトロン)
- 超破壊拳(ビッグバンインパクト)
強化系の弱点
攻防に優れている強化系ではあるがどのような相手にも完璧なわけではない。系統の性質上、強化系能力者は近接戦闘を前提にしている者が多くこの場合、操作系能力者と対峙した際に自分自身が操られてしまう可能性がある。また具現化系能力者を相手にした場合、具現化した対象物に付与された能力によっては本来の力を発揮できない事もある。ウボォーギンに対して使用されたクラピカの鎖が良い例である。(以上、クロロ談)
しかし一方で強化系の最大の長所は近接戦闘を得意としていながら放出系能力も80%習得出来ることにあり、バランス良く能力を伸ばしていけば遠近両方で戦闘をこなしていくことが可能となる。